エース級の優秀な社員が退職をしてしまう。これか会社にとってかなりの痛手だ。優秀な社員から止めていく。どうすればいいのかな!
本記事の内容
- 優秀な社員の退職は、仕方がない
- 優秀な社員の退職から考える【退職の考え方】
優秀な社員が退職するのは、仕方がない【退職に対する考え方】
優秀な社員が退職する。これはよくある事ですよね。
辞めて欲しい人は会社に残り、辞めて欲しくない優秀な社員が辞めていく。どうすればいいのか…。
優秀な社員が退職することは自然な流れで、どうしようもないことなんです。
会社は優秀な社員を辞めさせないように、いろんな工夫をします。でも辞めていきます。
これを深掘りするために、優秀な社員と一般社員の特徴から解説します。
優秀な社員と一般社員の特徴求めるものが違います
優秀な社員が退職するのは、一般社員と比べて求めているものが根本的に違います。
これを少し説明します。優秀な社員は志があり、なにかを実現したいと思っています。
- 自分がありたい姿、それを実現したい
- 世界があるべき姿、それを実現したい
こんな風に、自分の内側からくる夢みたいなものを実現したいと思っていますし、
外の世界に課題を見つけて、もっといい世の中を実現したいと思っています。
一般社員は自分がいる環境を見ている環境の向上を求める
上で紹介したように、優秀な社員と比べ、一般社員は自分がいる環境の向上を求めています
一般社員は自分がいる環境がもっと良くなって欲しいと願って仕事をしています
- 給料が欲しい
- 福利厚生を増やして欲しい
- 細かく残業代を出して欲しい
- 休日出勤したから手当が欲しい
- オフィス環境を良くして欲しい
むしろこれ、当たり前のことですよね。多くの人がこの考えだと思います。
それに対して会社側の対応は?環境を重視する方向
多くの一般的な社員が環境の行動を求めて仕事をしています。
そして一部の優秀な社員は、環境よりも自己実現や、より良い世の中の実現を求めて仕事をしています。
会社側も社員に退職してほしくないので、働きやすい環境を提供します
環境の良さを提供するのは簡単です。でも成長できる環境などは見えにくいものなので提供が難しいんです
よって会社は、賞与を多めに払ったり、色んな手当を増やしたり、表彰したり、福利厚生を充実化させたり、オフィスに飲み物を置いたり…
優秀な社員は、給料を積まれようが、福利厚生が充実になろうが辞める時は辞めます
優秀な社員が退職理由実現するために退職する
同じ会社にいても、自己実現は難しいし、世の中を良くすることは難しいと考えます。
成長をするためには、それなりの環境が必要になり転職します。世の中の課題を解決するために成長し、独立します。
こんな風に実現するための場所を求めて動いていくので、給料や福利厚生の提供では難しいということです
優秀な社員が退職するのは普通なので、気持ちよく応援する
優秀な社員が退職するということで、会社はプチパニックになることでしょう。
あの人が辞めるの?
うそー。それヤバイじゃん。
この会社も終わりだな…。
俺も辞めよっかな…。
まず安心して欲しいのが、周りでグダグダ言っている人達はそう簡単に辞めません。というか辞める勇気がありません。
優秀な社員の退職は自然の流れです引き留めず、感謝しよう
出来ることなら残って頑張って欲しいですよね。それは当然です。
優秀な社員に対しは、心から感謝したほうがいいと思います。それは優秀な社員が頑張ることで、皆が成長してきたからです。
262の法則とは
パレートの法則から派生した法則で、組織や集合体は自然と優秀・標準・不調の比率が2:6:2になるという考え方
優秀な社員が頑張ってくれたから、会社も他の社員も成長してきました。
優秀な社員が自己実現を求めるから、その会社の中で精一杯がんばっていたんです。
誰よりも身を粉にして頑張ってきたのは間違いありません。だからそれを受け止めて気持ちよく応援してあげたほうがいいです。
優秀な社員が頑張ってきたから…。引き継ぐ社員が現れる
優秀な社員が退職することで、その場所に別の社員が頑張るポジションに行きます。
これは262の法則でもあるように、組織や集合体は自然と優秀・標準・不調の比率が2:6:2になる。
優秀な社員の背中を見てコツコツ努力していた後輩が一気に成長することはよくある話です
優秀な社員が頑張ってくれたから、退職しても別の誰かが役割を担います。
こんな風に組織は入れ替わりながら成長していきます。これは上向き成長です。
むしろ、ダメだとレッテルを貼っている社員が辞め続けると、だるま落としみたいに組織は衰退します
これは下向きですよね。優秀な社員が退職することは、むしろ上向き方向なので、自然な流れと捉えてください。
優秀な社員が退職する:まとめ
優秀な社員が退職するのは自然な流れで当然のことです。
優秀な社員がその時々で、会社のレベルを上げてくれて退職していきます。
この考え方を持つことで、むちゃな退職引き留めや、会社が駄目だと悲観することがなくなるのではないでしょうか。