中小企業なんだけどな
新卒が全然こねーんだわ
何か解決する方法とかないのか?
本記事の内容
- 中小企業に新卒が来ない原因
- どうすれば採用できるようになるか
この記事を書いている僕は実際に中小企業の採用担当として活動をしていました。
実際としては、毎年1~2名を採用を10倍にしました。僕なりのノウハウがありますので紹介します。
中小企業に新卒が来ない【原因と対策を具体的に紹介します】
中小企業に新卒が来ないのは当然の結果です。
名前も知らない企業に新卒がくるはずがありません。まずはここを受け入れることです。
どうしたら新卒がくるのか
スナイパーの如く、狙った人材を確実に確保していく事です。
大手と同じように勝負しても人はきません。
- 中小企業は取り組みも地味
- 福利厚生も微妙
- 働いている人も微妙
- 働く環境も微妙
大手にくらべて全てが微妙です。微妙なのに大手と同じ戦場で大手のように集客しても学生が来るわけがありません
中小企業に新卒が来ないのは「どんな人物が欲しいかを明確にしていないから」
採用担当者にとってこれは一番大切なことです。これが明確にできていない場合は
学生が来るはずがありません。何度も言って恐縮ですが
どんな人物に入社して欲しいのかを明確にすることを一番はじめに行います。
- 雰囲気がいい学生がいい→ダメ
- 部活を一生懸命にやっていた→ダメ
- やる気がありそうな学生→ダメ
こんな感じで、何となく描いた人物像で採用してた場合は、採用できませんし、それ以前に人が寄ってきません。
大切なことは、
何となくいい学生に来てほしいと思っていて、少数に届くような強いメッセージを送ることができるでしょうか?
また雰囲気がいいなどと、そんな数十分で見分ける事は不可能です
部活していた=ガッツがあるという固定概念もなくしたほうがいいです。
部活をしていても、どんな風に取り組んでいたのか解らないからです。
何となくリクルート活動をして、何となく会社をPRして、
そして何となく応募してきた学生を何となくのフィルターで面接しているから、学生に強いメッセージを送れるはずがありません
中小企業に新卒が来ない理由は、ほぼ採用担当者のせいです。
中小企業は全てが微妙なんです。大手企業に勝つ方法は採用担当しかいません。
採用担当まで微妙だったら、全てが微妙です。会社のエース級を持ってくる以外に方法はありません。
今、もしあなたの会社に新卒が来ないのであれば、採用担当に問題があります。
問題になる項目としては以下の通りです
- 採用担当者が偉そう
- 採用担当者が頼りない
大きく分けてこれです。その中で一番問題なのが、採用担当者が偉そうということ
頼りないはマイナスはそこまでありません。偉そうは被害が拡大する可能性があります
ただの人間です。偉いこともありません。勘違いするな。
新卒と話しをすると、つい勘違いしがちなのが、
つい偉そうにしちゃうんです。
自分が偉いと勘違いすると、新卒は絶対にきません。紳士に謙虚に学生に向き合える人間でなければ、
面白いくらいに人は寄ってこないです。
中小企業に新卒が来ない理由は、来てほしい人に来てもらえる様に仕向けていないから
これが今回の一番のポイントです!!
後に流れを詳しく書いて行きますが要はこういうこと。
こんな感じ↓
だからこそ採用担当の方が、「どんな子に来て欲しいのか!」というイメージをはっきり描かないとダメなんですね!
中小企業が勝つためには欲しい人材イメージを明確にする
イメージを明確にするためには、ザックリをやめる事です。
雰囲気がいい、部活をやっていたからOKだをやめることです。
「どんな子に来て欲しいのか」を明確にすることです
採用担当者が現場を深く理解すること
往々にして人事部は現場から陰口をたたかれています(笑)
- 現場を理解してない
- 変な奴を採用しやがって
と好き勝手に言われます。
だからこそ、現場の事をしっかり理解しないといけません。しかもかなり深くです
- 次の管理職はどれくらいいて、それが誰か
- モチベーションが高い人は誰か、その理由は
- どんな人間が活躍して、どんな人間が辞めていったか
- 現場の強みや弱みは何か
- 社会にどんな価値を提供してて、これから提供するのか
- 現場のスタッフの価値観は何か
- 現場のスタッフの不満はどんなことか
- 現場スタッフのやりがいや喜びは何か
現場の細かい内容を理解して、それを客観的に見てあげて自分なりにイメージを固めていくんです。
この会社に必要な人はどんな人間なのか・・。
5年後を想像する
現時点での現場の雰囲気を自分なりに把握していきます。
そこに5年後はどうなるのか? の切り口で見てみると色んな事が浮かび上がってきます。
- 5年後の社会はどうなっているか
- その時に自分の会社はどうなっているか
- ベテランの人が一気に辞める時期になるかも
- 管理職が足りなくなるかも
未来の会社に向けて今採用する。今ではなく未来のために採用する。
だから5年後、10年後の日本社会と今の会社をイメージしないと、どんな人を採用していいかわからないですよね。
会社と学生の接点を見つける
ある程度どんな人物が欲しいのかイメージがついてきたら、会社と人材で接点を見つける作業をします。
「共通点」を見極め、その共通点をメッセージにしていきます。
- 会社を理解した上で入社するメリットは何か
- 会社理解した上で入社するデメリットは何か
この二つの明確にしておく必要があります。会社をしっかり理解して良い面、悪い面をあらゆる角度から、
明確にしてしていくことで、どんな新卒がきても、
中小企業に新卒が来ないのは「プレゼンが駄目だから」
中小企業に新卒が来ないのは、プレゼンに問題がある可能性があります。
プレゼン資料を作るポイントは
- どんな人に来てほしいのか
- 5年の社会と会社はどうなっているか
- 会社を深く理解して、特徴を明確にする
- 学生にとってのメリット、デメリットを明確にする
これを意識しながら会社説明の資料を作っていかなければなりません。
会社説明ではなく、強いメッセージを意識して資料を作ること
これが非常に重要です。
会社説明のプレゼンをしていたら今までと全く変化なしです。説明ではなくメッセージを送ります。
【NG】会社説明のプレゼン
弊社は○○年に設立して、従業員は○○人、組織図は○○です。業務内容は○○で、先輩社員の1日のスケジュールは○○です。
教育制度は○○と取り入れているので安心です。福利厚生は○○で、遣り甲斐は○○です。良かったら個別説明会に参加しませんか?
⇒会社の事は解りますが、これではどんな人に来て欲しいかが不明確です。伝わってきません。
【OK】メッセージのプレゼン
会社は○○をしている会社です。働いている人は○○が楽しいと言ってます。
また、○○が会社に足りないって社員は言ってます。会社も頑張らないといけないですね…
弊社は○○が強い会社です。5年後に会社で〇〇をやっていきます。
今はリーダーシップを図れる人材がいません。組織もバラバラなのは悩んでいるところなんです。
だから5年後に組織を守っていける人が必要なんです。とりあえず年功序列がいいって人は、この会社には向かないです。
メリットは初めからいろんな仕事に取り組めます。ですがはっきり言ってしんどいし辛いです。
新しく会社を作っていく人が必要なんです。力を貸してくれませんか?
⇒これは説明ではなくメッセージです。ここまで言ったら一部の人間は来るかもしれないですが、来ない人は来ないですよね?
強いメッセージというのは、そういうものです。
プレゼンでは2人に届けばいい気持ちで発信する
上で説明した、メッセージプレゼンの場合は一部の人間は来ても、来ない人間もいます。
それがメッセージなんです。万人に受けなくていいです
10人の中でプレゼンをして2人にメッセージが届けばいいんです。
自分のメッセージに共感する人だけでいい
メッセージを明確にしたプレゼンをすると共感する人、しない人がはっきり分かれます。
一部の人が、強く共感してくれたら成功です。
- 強く共感してくれた人物が、あなたの欲しい人物です。
- その他の人は、欲しい人物ではありません。
ここをはっきりさせておかないと、人はきません。
ちなみに↓はダメな例
中小企業に新卒が来ない【原因と対策】→まとめ
新卒が来ない原因は
- 採用担当が偉そうか、頼りないから
- 欲しい人材を明確にできてないから
- プレゼンが駄目だから
どうしたら解決するか
- 欲しい人材を明確にする
- 会社を深く理解して良い面、悪い面を知ること
- 学生が入社することのメリット、デメリットを説明できるようにする
- プレゼンは会社説明ではなく、メッセージを届ける
- 大勢ではなく2人来ればいという意識
中小企業は全体的に微妙です。大手にはかないません。
勝てる方法は、大手には出せないリアリティがあります。
大手は採用担当が現場のリアルを伝えられません。中小企業なら現場のスタッフの感情までも伝えることができます。
強いメッセージに変えて、2人とどけばいいと思って発信することで、
確実に採用できる企業に成長できます!