私には部下がいます。部下のやる気を引き出して、モチベーション高く頑張ってもらうためには、どうすればいいですか?
本記事で得られること
- 会社の目標はを部下がどう感じているか理解できます
- どうすればやる気が出るのか本質が理解できます
部下育成には目標設定が重要【部下は会社の目標を必要としてない】
目標があるから進んでいけるわけで、ないと何処を目指していいかわかりませんよね。
まず、そのことを理解しておかないと目標を設定しても部下のやる気を削ぐだけです。
部下を上手に導くリーダーは、部下のやる気を引き出すように目標を設定していきます。
この記事では、部下にとっての目標とは何か、どうしたら目標に向かってくれるのかを解説します
部下育成のポイントは目標の理解部下は目標を必要としてません
まずこのことを誤解のないように解説していきます。
会社で働いていると必ず、目標がありますよね。会社が成長するために必要だからです。
会社の目的を果たすために、目標が細かくなって個人にまで降りてきますよね。
例えばです。今期の売上目標が部署で前年比110%を目指しましょうと会社から降りてきます。
部署は降りてきた数値を課に振り分けます。課は個人に目標数字を分配していきます。
ちょっと考えてみてください
個人にまで振り分けられた「数値目標」を本当に必要としているのは誰?
さて誰でしょうか…。
会社が必要だと思っている目標を、個人個人が仕方がなくやっているだけです。
正直、会社の目的とかビジョンとか理念とか「どうでもいい」が現実的な話だと思います。
どうでもいいと思っているのに、会社の目的のために降りてくる目標を「個人が必要としているでしょうか?」
ほとんど必要としてないのが現実です
会社にも目的があるように個人にも目的があります
会社には目的があります。それと同じように個人にも目的があります。(ない人もいますけど…)
何のために人生を生きるのか、ザックリですけど個人個人が持っているものです。
それを達成するために、会社に属している人がほとんどです。
会社にも目的があって、個人にも何らかの目的がある
会社が目的のために設定した目標は、個人の目的とは関係がないわけです
必要としてないものを、頑張れ、根性で乗り切るんだ。達成したらご褒美あげるぞと言われて働かされてるわけです。
会社のビジョン? は? 知ったことかよ。勝手にやってろよ。
居酒屋で聞こえてきようなセリフです。実際はこんな感じだと思います。
部下育成が上手な会社は、目標を個人の目的に繋げる
部下育成が上手な会社は目標設定が凄く上手だと思います。
そもそも部下は目標を必要としていないわけです。
極端な例かもしれませんが、将来自分のお店を開きたいという目的を持った部下がいたとします。
その部下の目的と、目標は以下の感じになります
- 目的→目的は自分のお店を開く
- 目標→1000万ほど頭金をためる
そして会社から目標が出ます。前年の110%を達成することです。しっかり達成すると高いボーナスがもらえる。
こうなった時にはじめて部下は自分の目的のために、行動を起こすことになります。
この状態になれば無理にモチベーションを上げることをしなくても、勝手にモチベーションを上げて頑張ります。
その場合は、会社の目標が、個人にとっても必要な目標になっているので急成長しますよね。
しかし現実的にはそんな会社はごく一部です。
部下育成のポイント目標を個人に合わせて変えること
多くの会社は、会社が与える目標と、個人が必要としている目標に乖離が生まれています。
ただ会社の目標をそのままの形で個人に与えるのではなくて、
部下にとって必要なものの形に変えて目標を与えることが重要となります
部下によってはクライアントと面談することが大切だと思っているなら、面談件数を伸ばすことを目標にして、
それを通じて売上目標を結果的に達成させるように、目標の形を変えてあげること。
少しでも部下が目標を必要なものだと感じれば、勝手に取り組んで勝手に成長します。
まとめです時間はかかるけど、会社の目的を理解してもらう
凄く時間は掛かると思いますけど、会社の目的(ビジョン)を部下に伝えることって大切です。
会社の目的に進むことで、どんな世界になるのか、どんなメリットが部下にあるのかしっかり明確になっていくと、
会社の目的や目標が「自分のことのように感じる」ようになります。
この状態にすること、すごく大変だけど長い時間をかけて実施する価値はあると思います。
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