部下に指示を出しても理解してくれない。理解できないのかもしれないです。こういった部下に対して、どう接したらいいのでしょうか。
本記事の内容
- 指示を理解できないのはなぜ?
- 改善するための2つのステップ
指示を理解できない部下【改善させる2つのステップ】
指示を理解できない部下って、結構いると思います。
1言って10理解する部下もいれば、10言って1しか理解できない部下もいます。
この違いは何でしょうか…。ここにヒントが隠されています。
原因の結論:全体像を理解できてなく、仕事を整理する能力が低いことが原因です
指示を理解できない部下に対しては、2つのステップが必要です
- 仕事を全体像を理解してもらう
- 仕事を整理してもらう
まずは仕事の全体像を理解してもらって、その後は仕事を整理する練習をする。この2ステップです。
なぜ全体像の理解と、整理が必要なのか
この2つが必要な理由を説明するために、図にしてみます
まず全体像をザックリ表現するとこうなります↓↓
僕たちが仕事をする理由は、そこに仕事があるからではなくて、達成したい目的があるからですよね。
大切なのは、その仕事をすることが、どう目的に繋がっているのかです。
ここが重要です
上司の指示は、「仕事」であることが多い
図にすると、
こんな風に、仕事をやれと指示をします。
- 何のためにやるのか、
- なぜこの仕事が大切なのか、
- なぜ自分がやる必要があるのか、
これを理解できてないから、指示を理解できないんです。
そうなるためには、「仕事の全体像」と「仕事の整理」の2つのステップの理解が必要となります。
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1)指示を理解できない部下に、仕事の全体像を理解させよう
まずは仕事の全体像を理解させることが必要です。抑えるのは下の3つです
- 目的の理解
- 目標の理解
- 業務の理解
目的とは「何のために」やるかです。目標は「その為に何をするか」です。そして「実際にやること」が業務です。
部下は目の前の「業務」に焦点が当たりやすく、視野が狭くなります。
視野が狭くなると、「何のため」にやってるのか迷子になります。
ここ凄く重要です
人は簡単に「目的」を見失います。
仕事の全体像が見えないのは、業務に意識が向かうから
大袈裟じゃなくて明日になったら目的を忘れます。
理由は意識が目的に向かわずに、業務に向かっているからです
業務に意識が向かうと視野が狭くなり、目的を見失います。これが無意識の怖さです。
だから目的意識を持てと言われ続けてきたのですね
関連記事目的意識とは何? 詳しく解説【大袈裟じゃなく人生が変わります】
視野が狭くなるので、部下の、目を覚ましてあげる
ためにセンスがいい部下がいます。そういう部下は目的から意識をずらしません。
しかしながら、ほとんどの人は目的ではなくて、業務に目がいきます。
- 目的よりも業務が大切
- どうすれば業務が楽になるか
こんなことを考えて仕事をしていますので、目的なんて鼻くそみたいなものです。
「なぜなのか理由を明確にして」あげよう。
- 何のために仕事をしているのか
- なぜこの目標が必要なのか、
- この業務をやることで、どうなるのか
指示を出すにも、業務にフォーカスした指示出しではなくて、
しっかり目的、目標、そして業務の全体像が見えるような指示を出していくのがポイントです
2)指示を理解できない部下に、整理する能力を学ばせる
全体像を把握することができるようになったら、次は業務の整理です。
ここを整理することが大切です
指示を理解できない部下は、その業務が何のために行うのかの整理がつかないことが多いため、
整理の仕方は無限にあるので、人それぞれだと思いますが、基本的には3つです。
- お客様のための仕事
- 会社のための仕事
- 社員のための社員
それぞれ箱を作って、そこに入れていくイメージです
与えられた業務のカテゴリーは何か、それが目的に、どう繋がるか
業務はたくさんあります。それをカテゴリー別に分けていくとわかり易くなります。
この画像の人は、「会社全体の為になる仕事」を多くやっているのがわかります。
この業務は会社の為になる仕事だ。会社のためになることで、目的を達成する手伝いをしたことになります。
こんな風に、業務を整理してそれが目的にどうつながるのかを理解していくことで、
指示されたことを自分なりに理解していくようになります。
関連記事なぜ優先順位がつけられないのか【原因&対策 / 詳しく解説】
まとめです時間がかかるので、諦めないこと
すぐに理解できる部下もいれば、そうではない部下もいます。
自分の価値基準で、これだけやったのにできないのは部下の能力が低いからだと決めつけるとそこで終わってしまいます。
時間がかかっても、ある時を境に一気に成長したりするので、根気強くかかわるのがポイントです。
- 仕事の全体像をしっかり理解してもらい
- 日常業務をカテゴリー別に整理して、目的に繋げる
この2点を根気強くやれば、少しは変化するはずです! 頑張りましょう
まずは自分に合う上司部下のタイプが診断しておきましょう。内容は有料レベルなのに無料なので驚きます!
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