人間関係の悩み 部下指導の悩み

言い訳ばかりで行動しない部下への、効果的な質問

ぶうたろ

言い訳ばかりしやがって、全然動かない部下がいるんだけどさ。どうしたらいいかな。

さるたろ
こういった悩みに答えようと思います。

本記事の内容

  • なぜ質問が効果的なのか
  • 部下がいいそうな言い訳集←対する質問
さるたろ
ではいってみましょう
ぶうたろ
よろしく頼む

 

 

言い訳ばかりで行動しない部下への、効果的な質問

 

あーでもない。こーでもない。

 

ぐだぐだ言ってねーで、スパッとやれやボケがあああー。こんな風に言いたくなる気持ち凄くわかります。

 

言い訳ばかり言って全く動かない、挑戦しない部下っていますよね。

 

上司としては凄く困ります。昔は強制力が使えましたが、最近ではハラスメントの観点から、過激な強制力が使えなくなりました。

 

言いたくても言えない感じになり、部下を野放しにしてしまっている…。どうすればいいんだ…。

 

言い訳ばかりで行動しない部下へは、質問がかなり効果的です。

 

なぜ質問が効果があるのか、具体的にどんな質問をしたらいいのかを解説していきます

 

まずは質問からいきましょう

 

 

言い訳ばかりの部下に…。なぜ質問が効果的なの?

 

なぜ質問なのか。質問がどう影響するのかを解説します。

 

まずは、ここで質問です。

 

ここ1ヶ月の間に、人に助けてもらったことがあるとすれば何ですか?

 

反応が変化した感覚があると思います。今まで考えていたことがストップされて、

 

「助けてもらったこと」に集中して、1ヶ月前にさかのぼって記憶を探しはじめると思います。

 

助けてもらったのは○○です。と答えてくれたとします。そしてさらに、

 

助けてもらった時、どんな気持ちになりました?

 

こうなると今度は、外部ではなく自分自身の内面に意識が向かったと思います。

 

さらに、

 

あなたが助けてあげたことは何かありますか?

 

今後は自分が誰かにした行動について探しだしたと思います。

 

言い訳する部下でもスポットライトを当てると考える

 

僕達は人間は考えることができます。そして2パターンあります

 

  1. 考えたいことを考える
  2. 考えたくもないことを考える

 

考えるにもこの2つがあります。

 

嫌いな人のことを考えたり、嫌なことを考えたり、考えようと決めなくても自動的に考えることがあります。

 

これとは別に、今日は会社の未来のことを考えようと決めたら、会社の未来について考えはじめます。

 

質問はこの効果があります。質問することで、それについて意識が向かい、自動的にそのことを考えまじめます

 

一度そのことを考えると、そのことに関する深い部分まで考えることができます

 

 

質問をしたものに対して、人は考える

 

こんな風に、記憶は沢山保管されていますが、考えるきっかけを与えるのが質問です。

 

質問は新たな発見があります。普段考えないことに意識が向かうので、

 

自分でも気が付いてないことに気付くことができたり、行動のきっかけにもなります

 

このあたりはコーチング技術です。下の記事にて詳しく解説しています。

 

関連記事コーチングとティーチングの違い【できるだけ簡単に解決します】

 

 

 

言い訳ばかりで行動しない部下に←「もし、○○なら?」って聞いてみる

 

上で紹介したように、僕達は考えるきっかけを与えられると、それを考えてしまいます。

 

2番目に好きなフルーツはなんですか?

 

ぶうたろ
ざ、ザクロ

 

こんな風に聞かれたら考えてしまうものです。

 

言い訳ばかりで行動しない部下への質問→→「もし、○○なら」を聞いてみます

 

言い訳する部下の思考は、できないことに集中しているので、できない理由を探し続けています。

 

できない理由から、できるほうに意識を切り替えさせる必要があります

 

できない理由を考えるので、できる理由を考えさせる

 

質問は考えはじめるきっかけを与えます。もし、できるとしたら?の質問で意識が切り替わりはじめます。

 

人間はイメージする力があります。できるイメージも、できないイメージも自由にできます

 

言い訳ばかりで行動しない部下はできないイメージばかりしてるので、指示に従ってくれません。

 

指示に従わない部下に対しては、下の記事で詳しく解説しています

 

関連記事【重要】指示に従わない部下を、何とかしたい【困り果てた指導者へ】

 

ではここから、どんな質問をしたらいいのか紹介します。

 

言い訳しそうなことを例にあげて、質問をしてみましょう。

 

 

言い訳ばかりで行動しない部下が、言い訳しそうなこと

 

部下が言い訳しそうな、代表的なものをいくつか出します。

 

質問の注意点は「なぜ?」と聞かないこと、なぜは理由探しなので、できない理由を探します。

 

さるたろ
質問のポイントは「もし、できるとしたら」の前の向かう質問です。

 

ではいってみましょう

 

 

部下:過去のクレームが影響して、話を聴いてくれないです。
  • もし話を聞いてくれるなら、どんな営業する?
  • もし何でもOKなら、どんな行動したら話を聞いてくれるようになる?
  • もし、クレームを払拭させるものがあるとしたら何?

 

部下:コストがかかりすぎるので、難しいです。
  • もしコストが掛かってもいいなら、可能なの?
  • もし低コストで実現できるとしたら、やってくれる?
  • もしコストが掛からない方法があるとしたら、何?

 

部下:人手が足りないので、これ以上は無理です。
  • もしも今のメンバーが全力を出したら、できる?
  • もし人員を補充できたら、どこまでできる?
  • もし今の人員で達成できたとしたら、何を改善したから?

 

部下:新人ばかりなので、売上が伸びません
  • もしベテラン社員がいたら、確実に売上を伸ばせるの?
  • もし売上が伸びたとしたら、新人の何が良かったから?
  • もし新人以外を改善したことで売上が伸びたとしたら、何を改善した?

 

部下:どうせ何を言っても却下されるから、無駄です。
  • もし全て許可すると言ったら、どんな意見を出す?
  • もし意見が通ったとしたら、何を改善して、どんな意見を言ったから?
  • もし全て実現できるとしたら、一番に何をしたい?

 

部下:会社が指導してくれないから、できません。

 

  • もし十分な指導を提供したら、できますか?
  • もし実現できたとしたら、どんな行動したから?
  • もし今自分でできることがあるとすれば、何?

 

部下:忙しいから、なかなか手をつけられません。
  • もし時間ができたら、できますか?
  • もし手をつけることができたなら、何を改善したから?
  • もし、忙しい以外に理由があるとしたら何?

 

部下:それやっても無駄だと思うんで、やりません。
  • もし、有益なものなら、全てやりますか?
  • もし何かをやるとして、無駄じゃない有益なものを僕に教えてくれませんか?
  • もし無駄ではない理解できたら、やりますか?

 

部下:私の言葉なんて聞いてくれないので、言っても無駄です。
  • もし、聞いてくれるとしたら何を言いますか?
  • もし、あなたが経営者側の立場なら、何を言いますか?
  • もし、あなたが言ったことがきっかけで良い方向に進んだとしたら、何を言いました?

 

はい。何となく解った人もいるかもしれませんが、

 

 

言い訳の構造を理解しよう

 

基本的に「できない」「やりたくない」を補うために言い訳を頭に付けますね

 

Aだからできない。Bだからできない。Cだからできない。

 

できないを強調したいので、言い訳部分のA,B,Cは何でもいいんです。

 

できない理由を探す人は、理由は何でもいい

 

○○の部分は何でもいいんです

 

  • タイミングが悪い⇒だからできない
  • 気分がのらない⇒だからできない。
  • 天気が悪い⇒だからできない。
  • お腹が空いた⇒力がでない

 

ぶうたろ
最後のは違うだろ

 

こんな風にできない理由の部分を、それが叶うとしたらやるの? と質問します

 

できないことの言い訳の部分を解消する質問をする

 

基本的に言い訳ばかりの人は、できない理由を探しているだけなので、

 

○○の部分を解消する質問をされると困ります。

 

ぶうたろ
俺ちょっと忙しくて、できないんだよー
さるたろ
じゃあ、それ手伝うから。時間できるでしょ?

 

ぶうたろ
ぐッ

 

やりたくないだけで、言い訳の部分は対して理由はありません。

 

ただ仕事ができない部下への対処方は下記記事で詳しく解説してます

 

関連記事できない部下をどうすればいい?【簡単にできる、コーチングを紹介】

 

 

他の原因を探す質問も大切

 

基本的に言い訳の○○の部分を解消すればOKなんですが、全て叶えることができませんね。

 

例えは、

 

ぶうたろ
人手が足りないから、できないよ
さるたろ
じゃ人が増えたら、できるの?
ぶうたろ
おお、できるさ! 入れてくれんの?

 

こんな風に、質問は可能性を広げるだけで、実現したり約束するものではないです。

 

本当に増やすわけにはいかないこともあります

 

しっかり検討して本当に人手に原因があれば増やして、やるといったことをやり切ってもらえばいい

 

でもそうじゃない場合があるので、ほかの原因を探ることが大切になります。

 

例:人手が足りないからできない。←人手以外の原因を探ります

 

質問例:もし実現したとしたら、人手以外の何を改善したから?

 

何かを実現できたのは、何を改善したからなのか

 

他の原因を探ることで、本当は人員が原因ではなかったと気が付くかもしれません。

 

やることが明確になることで、行動に移りやすくなったりします。

 

ぜひ、試してみてください

 

 

言い訳ばかりで行動しない部下:まとめ

 

大切なのは、上司が部下に対して、しっかり向き合うこと。向き合ったうえで質問をしてみること。

 

部下も人間ですので、マジで向き合えば本気は伝わると思います。

 

言い訳にして行動しないなんて、勿体ないので、ぜひ行動に移せるように質問をしてみると、何かが変わりますので、やってみてください

 

 

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