社員に危機感がない。どうしたらもっと危機感を持って働いてくれるだろうか…。社員の意識を変えるにはどうしたらいい?
本記事の内容
- 自分が変わらないと、誰もついてこない
- 社員の意識を変えるための方法
社員の意識を変える方法【自分が変わることが前提です】
社員にもっと危機感を持って働いて欲しい。リーダー層には経営者と同じような目線で働いて欲しい。
社員達の意識を変えるにはどうしたらいいのでしょう…。
敢えて、きつい言葉で表現するとしたら、
社員に危機感がない。社員にやる気を感じない、社員の意識が低い。→意識改革だ!!
社員の意識が低いのは、社員の意識が低いと思っている上層部のせいです。
社員の意識を変えようではなく、まず自分達が変わろうとしなければ、100%社員のやる気はでません。
- 自分たちがどう変われば、社員は変わるだろう
- 自分たちの何が原因で、社員は危機感がないのか
社員をどう変えるかではなく、自分たちがどう変わるかです
まずは自分たちからです。もしこれを読んでるあなたが、上の階層にいるのであれば、あなたが変わること
なぜなら、組織内での影響力は上から下に流れています
こんな風に一般的な組織はピラミッド型ですね。たとえフラットな組織であっても、社員は上層部の影響を受けます。
上層部が最悪なら、いくら社員が変わろうとしても悪い影響を受けるので、意味がありません
- 上層部がやる気なら、社員もやる気がでる
- 上層部が変化するなら、社員も変化する
- 上層部が意識を変えるから、社員の意識を変わる
下の人達を無理に変えようとしても、100%変わりません。
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変化は1人の人間、自分自身から起こります。誰かを変えるのではなく、問題は常に自分の中にあります。
経験談:「俺たちは悪くない、社員が悪い」体質の組織
昔勤務していた会社の話ですが、まさに自分たちが先ではなく、社員の意識を変えるのが先の組織でした。
成功したものは、上層部の自分たちが頑張たから。
失敗したものは、社員がやる気がなかったと社員のせいにする。
自分たちは雲の上にいる存在まったく自分を正そうとしない
偉くなると誰からも注意されなくなります。
本心では嫌だと思ってる社員も、笑顔で接するし、胡麻をすってきます。その結果自分が見えなくなり、勘違いします
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いつのまにか、俺は雲の上の存在だと思い込みます。俺は凄い、俺の考えることは成功する。
こうなったら社員はついていきません。口癖にも特徴がでます↓↓
- 社員に危機感がない。
- もっと頑張ってもらわないと
- もっとしっかりしてくれないと
本心では自分は凄い、社員がダメダメだってのが見え隠れするので、
その人が社員の前で話したところで、みんなの心はすーーーーっと離れていきます。
失敗したことの責任は自分にはない社員が勝手にやった
大袈裟ではなくて、本当にこんな感じでした。
自分たちが考えたのではなく、社員が勝手に考えたこと。
社員が暴走して、社員に騙された。という言葉を聞いた時、僕はショックでした。
正直、こんな考え方をする上層部が、いくら社員の意識を変えようとしたところで、社員は反発するでしょう。
絶対に変えることなどできません。変えるのは、いつも自分から。
組織でいうと、上層部から変わること。本気で社員を変えたいなら、本気で自分が変わること。
自分たちが変わった後に、やることは何?
社員の意識を変えるのは、自分たちが変わることでしたね。
自分たちが変わることを前提として、社員達の意識を変えるためにできることを紹介します
いろいろ意識改革のために取り組みますよね
- 意識を変えるための研修
- 意識を変えるために、面談する
- 意識を変えるために、飲み会する
こんな風に社員の「意識」を無理やり変えようと努力します
意味がないことはありませんが、なかなか難しいです。
こんな感じです
いくら研修や勉強会をひらいて、社員の意識を変えようとしても無駄で、図の赤い矢印がありますよね。
1回、凄い人が勉強会を開いても、現場に返ったらやる気のない上司がいる環境。その環境に影響されるってわけです
日常の環境で意識が出来上がります
意識を変えるのは環境環境を変えないと難しい
1度や2度、イベント的に意識を変えようとしても、ほぼ無駄になります。
ポイントは日常の環境です
社員が働いている環境を変えることです。
よく、環境など関係ない。社員の意識の問題だ! と精神論をかざす人がいますけど、
その意識をつくっているのが環境だってことを再度言っておきます。
もう一つ知っておくべきことがあります
上層部は仕事する環境が自由の場合が多いですが、一般社員は逃げ場のない環境で仕事してます。
一般社員の意識は働く環境で変化するため、ここがポイントです。
なぜ環境で意識が変わるの?
この疑問を解消しておきます。そもそも、なぜ環境で意識が出来るのかという話です。
ちょっとイメージしてみてください。
入会した時には、まだ意識がどうこうはありません。何の影響も受けません。
その空手道場が礼儀を重んじ、人に配慮し、目上の人に経緯を払うような環境だったとします。
環境により自然と挨拶したり、配慮したり、荷物を持ちに行ったり行動に変化が生まれます。
そんな行動を繰り返していくうちに、自然と体が動くようになります。これが能力です。
そんな生活を繰り返していくうちに、自分にとって大切な考え方などが出来上がります。価値観です
そして、空手道場の時の自分は、会社の時の自分と、家でいる時の自分と違ってくるでしょう。これが意識の変化です。
組織も同じです。社員の意識を変えたいと思うなら、その社員が働いている環境をじっくり観察することです。
- どんな環境で働いているのか
- その環境を作っている人物は誰か
- 何を変えたら行動が変化するか
こんな風に、環境を見て、変化させることが意識の変化につながります
勝手に意識が変わった。←これが正解です
変化させるには痛みも伴いますので、下記記事で知っておくべきことを解説しています
関連記事組織を変えるために必要なこと【社員を否定し、傷つける覚悟】
社員の意識を変える:まとめ
社員の意識を変えるには、まずは自分の意識を変えるのが先です。
その後で、社員が働いている環境をじっくり観察して、環境を変えていくこと。
結果的に、意識が変化します。
ってことで今回はこの辺で失礼しますね。ではまた!