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コーチングとティーチングの違い【できるだけ簡単に解説】

ぶうたろ

コーチングとティーチングってあるけどよ。どっちが何をするものなのか、いまいち理解できてねーんだわ。教えてくれよ。

さるたろ
こういった悩みに答えようと思います。

本記事の内容

  • コーチングとティーチングの違いについて
  • コーチングの役割、ティーチングの役割
  • 現場でどう使えばいいのか
さるたろ
さていってみましょう
ぶうたろ
宜しくな

 

 

コーチングとティーチングの違い【できるだけ簡単に解説】

コーチングとティーチングは企業研修でも触れるところです。

 

でもいまいち理解できないって人が多いのではないでしょうか?

 

今回はできるだけ簡単にコーチングとティーチングの役割を明確にして現場で使ってもらえるように嚙み砕きます。

 

  • コーチングは行動に焦点をあてたもの
  • ティーチングは能力に焦点をあてたもの

 

コーチングとティーチングはフォーカスする部分が違います。

 

コーチングは行動を促すための関わり方で、ティーチングは行動の土台となる能力を教えるためにあります。

 

行動と能力の違いについて少し深掘りしていきます

 

行動は能力が土台にあるもの

何もないのに行動は起こせません。

 

例えば野球を全く知らない子に、野球を教えようとします

 

ここで行動と能力の違いをはっきりさせます

 

  • バットをふる【行動】
  • バットの振り方【能力】

 

何も知らない子に、よしバットを振ってみようと「行動」を促したとします。

 

さるたろ
どうなるでしょうか

 

  • 持つ手が逆になる
  • 横ではなく、縦に振るかもしれない
  • 下から上に振るかもしれない

 

バットを振れと行動を促したら、バットを振ります。

 

しかし振り方が違いますよね。野球のルールに沿った振り方をしないといけません。

 

なぜ本来の野球の振り方が出来なかったのでしょうか

 

どうやって振っていいか、知らないからです。

 

ヒットを打つために必要な振り方を知ってて、振る能力があるからこそ、しっかりバットが振れます

 

自転車に乗れるのも、乗れる能力が土台にあるから乗れますよね。

 

 

僕達が行動できるのは、土台に能力があるからです。

 

能力がない人は、仕事ができなくなり、仕事をしなくなります。

 

関連記事仕事をしない部下をどうする?【2つの方法しかない】

 

よって、行動と能力はセットだということです。だからコーチングとティーチングをセットで教えることが多いです

 

では次に能力について深掘りします

 

 

能力は行動の結果として出来るもの

 

能力は何? って話ですが

 

何もせずに能力が身につくのであれば、超人です。まず有り得ないです。

 

僕たちは沢山いろんな行動をします。そしてその行動が蓄積されて、結果として能力に変わります

 

 

スポーツが解りやすいですよね。

 

何度も何度も練習(行動)を繰り返すからこそ、能力として身につくわけです。

 

自転車も何度も練習(行動)するからこそ、自転車を乗りこなせる能力が身につくわけです。

 

さるたろ
まとめます

 

  • 行動は能力が土台になる
  • 能力は行動の数々の結果である

 

ここで矛盾な点に気づいている方もいるかもしれないですが、

 

行動は能力がないとできない。でもその能力は行動しないと得られない。

 

ぶうたろ
真逆のこと言ってないか?

 

ここの部分を解説していきますが、下記上下関係の適性がわかる診断ツールがあって、結構面白いです。

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コーチングとティーチングの違いを理解した関わり方

コーチングとティーチングを行うのは、基本的に上司が部下に対してです。

 

ではどうやって部下に関わっていけばいいのか、解説します。

 

先程紹介した矛盾点についてです

 

  • 行動は能力が土台になる
  • 能力は行動の結果として得られる

 

よくわからない、ことを言ってますよね。まずは結論から言います

 

関わり方の結論:上司は能力側から関わり、部下は行動をする

 

ぶうたろ
ますますわかんねーー

 

 

上司は能力側に立って能力を教え、そして行動を促します。

 

ティーチングで能力を教えて、コーチングの流れです。そして部下はコーチングによって、行動をします。

 

ぶうたろ
能力を教えるって意味がわからんぞ

 

ここで山本五十六氏の有名な言葉があるので紹介します

 

「やってみせ 言って聞かせて させてみて 誉めてやらねば 人は動かじ」

 

山本五十六氏の格言

 

これが本質です。これを整理します

 

  • やってみせ→ティーチング
  • 言って聞かせて→コーチング
  • させてみて→【行動】

 

能力は行動の結果なので、すぐに能力を身につけされることは不可能です。

 

どんな能力を手に入れるのか、お手本を見せることはできますね。

 

さるたろ
それが「やってみせる」です。

 

野球を知らない子に、バットを振れといったら滅茶苦茶に振りますね

 

教える人が、バットの振り方のお手本を見せたらどうでしょうか。能力は身についてないけど、能力のお手本が手に入ります

 

さるたろ
行動するためには、能力のお手本が必要なんです

 

会社で部下に教えるのであれば、まずは上司がやり方のお手本を見せてから、行動させることです。

 

お手本を見せずに、「まずはやってみろ」は部下にとっては苦しいものになります

 

コーチングとティーチングの違いを理解した部下への関わり方が理解できたと思いますので、最後に注意点を書いておきます

 

関連記事コーチングの「超」基本【相手の状態をしっかり見極めること】

 

 

【注意点】コーチングとティーチングは世代で違いがあります

 

注意点は、昔と今では教育方法が違っています。よって今はティーチングしてコーチングの流れです。

 

昔は、先輩が懇切丁寧にティーチング、教えてくれるなんてことは、珍しいことです

 

背中をみて覚えろといった教育が当たり前だったので、まずは「やってみろ」のコーチングがメインでした

 

当時は情報も手に入らないので、自分で先輩の動きを見て、どうすればいいのか自分の力で能力を盗んでいました。

 

そして答えもない状態で、行動して失敗して血肉になっていきました。よって能力が強固なものになっていたと思います

 

さるたろ
ティーチングの部分が抜けていて、それを自分の力で埋めていた時代です。

 

今は時代が変わりました。

 

 

若い世代は効率的に答えを求める傾向があります

 

情報が溢れている世界で生きてきているので、ネットを見れば答えが手に入ります。

 

さるたろ
やってから考えるではなく、やる前に情報から入ります

 

まずやってみろ、行動してみろが当たり前ではない世代です

 

やってみろと促しても、多くはネットでやり方を調べるはずです。

 

昔は答えがどこにもないので、失敗覚悟で行動していたと思いますが、時代の変化によって行動パターンが昔と変わっています。

 

それに教育手法も進化してきているので、ティーチングからコーチングの流れは、今の時点で必要な流れです。

 

 

若い奴は根性がないではなく、教えてあげる

 

上で紹介したように、行動パターンが違っています。

 

若い奴は根性がない、やる気がない、まずはやってみる精神がないと言っててもはじまりません。

 

今の世代を理解して、教育手法をそこに当てはめる柔軟性が上司には必要です

 

やってみろの前に、「やってみせる」

 

こうやってやるんだ。って丁寧に教えてあげることで、うまく行動に移してあげましょう!

 

関連記事できない部下をどうすればいい?【簡単にできる、コーチングを紹介】

 

 

コーチングとティーチングの違い:まとめ

 

コーチングは行動を促す手法です。ティーチングは能力のお手本を見せる手法です。

 

ティーチングから入って、コーチングで行動させる。行動の数が多いほど、本当の能力が身に付きます

 

よってコーチング、ティーチングはつねにセットです。

 

新しいことを教える時は、ティーチング→コーチングです。

 

ティーチングばかりすると甘えるので、ある程度できるようになったら心を鬼にして、行動させまくりましょう!

 

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