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教えるのが下手でもいい理由【人はテクニックでは伝わらない】

おさるこ

私は教えるのが苦手だし、下手くそなので後輩を指導するのとかちょっと難しいです。改善する方法などあれば教えて欲しいです。

さるたろ
こういった悩みに答えようと思います。

本記事の内容

  • 人はテクニックでは、変りません
  • 人に教える=相手の状態を作ること
  • 状態を作るために、出来ること
さるたろ
ではいってみましょう
おさるこ
宜しくお願いします

 

 

教えるのが下手でもいい理由【人はテクニックでは伝わらない】

人に何かを教えるのが下手だと思っている方が沢山いますので、今回の記事では「全然問題ありませんよ」ということが伝えたいです。

 

そりゃあ、教えるのが下手よりは上手な方がいいに決まっていますが、それよりも大切なことがあります。

 

結論です:人はテクニックでは伝わりません。人に教えるということは上手、下手は関係ないってことです

 

この辺りのことを勘違いをしていると思いますので、、まずはそれを正していこうと思います。

 

質問です

「人に教える」その教える目的は何ですか?

 

教える目的って何でした? 何のために人に教えるのでしょうか?

 

目的は:教える対象の人が成長したり、できるようになったり、何かしら変化してもらうために教えるのですよね?

 

こうです↓↓

 

人に教える目的は、教えた人が進化すること

 

まずはここを抑えておきましょう。目的は教えてもらう側が進化することです。

 

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人に教える時に、特に重要なこと教えられる側の状態です

人に教える時って、教え方とか、指導方法について試行錯誤をすると思います。

 

それよりも大切なことは、教えられる側の状態管理です

 

そもそもです。

 

イメージしてみてください

覚える気がない。やる気がない。今すぐにでも仕事を辞めたいと思っている人に、教えたとします。どうなるでしょうか?

 

 

どれだけ教えるのが上手でも、一生懸命に教えても、相手は進化しませんよね。

 

そもそも教えてもらう側が「やる気がゼロ」の場合は、何をしても意味ありません。

 

テクニックを磨いても、相手がやる気ゼロなら、テクニックは通用しません。

 

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人に教えるということは、状態を作ることです

 

人に教える=状態を作ることです。具体的に何かを教えるのではなく、状態を作ることが最優先です。

 

こうです↓↓

 

人に教える=状態を作ることが最優先です

 

教えるとなると具体的に「覚えてもらうこと」などといった業務に焦点があたります。

 

もちろんそれも教えないといけませんが、一番重要で最優先でやるべきことは「相手の状態を作る努力」です

 

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やる気になり、成長したい状態になれば人は勝手に成長します

教えるのが上手な人は、「やる気にさせる」のが上手い人です。状態を作ることを最優先に行い、やる気にさせます。

 

状態を作る↓↓

 

  • やる気になる
  • 覚えたいと思う
  • 成長したいと思う

 

教えられる側がこんな風に「やる気」になったらどうなるでしょうか?

 

自然に勉強したり、先輩の行動を注意深くみたり、自らが主体的に学ぼうと行動するはずです

 

上手に教えることが大切なのではなくて、教えられる側が「覚えたい、成長したい」と思うことがとても大切です。

 

 

人に教える=やる気にさせること。←←必死で向き合うことです

テクニックなど、全く必要ありません。人は勝手に成長します。

 

子育てをイメージしください。母親はテクニックを使って育てたでしょうか?

 

そうではなく、愛を注がれてきたから僕達は必死で成長してきました。テクニックを使われて育ってきたのではありませんよね

 

僕達に必死で向き合ってくれたから、父や母を見て主体的に盗んできたんです。だから成長しました。

 

職場の上司、部下の関係も全く同じです。

 

必死で向き合ってくれる上司がいるから、何とか成長したいと思うものです。そして部下が自ら学び、成長していきます。

 

 

極端な話ですが、何も教えなくても、成長します

僕が昔勤めていた会社で、後輩を指導する機会がありました。

 

僕は3ヶ月間、具体的なことは何も教えませんでした。

 

唯一やったことは、「在り方」の問いかけでした。本当に何も教えませんでした。

 

在り方とは、自分がこの仕事を通じてどんな人間になりたいのか、そして「何者」になっていくのかです。

 

その子が言っていたのは、「社員に頼られる人材になりたい」でした。それに対して

 

  • 具体的にどんな人間なのか
  • 頼られる人になるには、何が足りないのか
  • 頼られて会社で何を実現したいのか
  • 頼られるために、日常生活でなにをしていくのか

 

こんな風に常に問いかけて、どう在りたいのかイメージしてもらうことを3ヶ月行ってきました。

 

具体的な業務内容や、それに使うスキルの面は全く教えませんでした。それでも、その子は半年後に大きく成長しました。

 

スキルも自分で磨き、自分で考えて、試行錯誤して身につけていました。

 

全く教えなくても、関わり続けること。向き合ってあげること。

 

教えるということは上手いとか、下手とか関係ないです。向き合って、関わり続けることといった信念が大切です。

 

教える側が成長して欲しいと願って関わること。凄くシンプルです。

 

そうすることで、後輩や部下は自ら学び、盗んで成長します。

 

さるたろ
だから下手だからと諦めないで向き合って、関わってください!

 

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まとめですまずは自分を整えてから

人に教えることは、相手の状態を作ること、そのためには向き合うことでした。

 

それを実行していくためには、自分が整っていないとできませんよね。

 

教える気もない、関わりたくもない、後輩なんてどうなってもいい。なんてことを思っていたら無理ですよね。

 

何をするにしても「自分が整っていること」が大前提となりますので、何事も自分からですね。

 

自分を知るためにも、下記分析ツールがおすすめ。

 

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